2020年01月29日
保育園に通うKくんは
秋の中頃からレッスンを始め、
秋の終わりに4歳になりました。
レッスンを始めて間もない頃は
途中、ブレークタイムを入れたり
彼の右側に座る私の左手と自分の右手をつないで
「これでいっしょに弾けるね」と言って
左手で弾いたりしていました。
クリスマスの頃、
「この音は何?これ弾きたい」と
言われました。
「これは『ラ』だよ。」
Kくんは、『ドレミファソ』の音域の曲を
弾いていたので『ラ』は弾いていませんでした。
しばらく「ラララララ」と歌いながら
『ラ』の音だけ弾きまくっていたので
そんなに興味があるならば‥‥と
次のレッスンに
きらきら星の楽譜を用意。
「お〜!『ラ』が出てくる」

かなり気に入って、
年明けには
「この曲好きなんだよ」なんて
うれしいことを言ってくれて
聴かせてくれました。
その次の週。
「ひとりで弾く」と言って弾き始めました。
「あ〜上手になったなぁ‥‥」と思いながら
となりで小さな声で歌っていたら
突然、弾くのをやめて私をみて
「うたわなくていいから!!」

「‥‥‥ハイ‥‥‥
すみません‥‥‥」

そうだね‥‥
最近はブレークタイムも少なくなったし
こちらのお話も
ちゃんと聞けるようになったものね。
そして先日
「きょうは『きらきら星』しか弾かないから‥‥」と
始まったレッスン。
連弾をしている途中、突然
「めっちゃうまい!!」と
元気に言い放ち、
続きを弾いたのでした。
(たしかに、今までで いちばんいい音だったと思う)
このぐらいの年齢の時は
その日の気分、体調などでいろいろあるけれど
成長が垣間見える瞬間がたくさんあって
楽しいものです。

Kくんの手